本日の作業 10月1日(土)
本日の作業は河川内にてバックホウによる掘削になります。
10月に入り、河川の非出水期間に入りました
神通川では、6月から9月は梅雨前線に伴う集中豪雨や台風による洪水が多く発生する時期であり、
出水期間としています(10月以降を非出水期間といいます)
いよいよ掘削開始。
土曜日作業となりますが、地元の皆様には、計画について説明をさせてもらい
協力をしてもらっています
掘削に当たっては、漁協および組合員との打ち合わせをとおして
漁業に影響の少ない方法でまとまったものを掘削計画として実施していきます。
なおかつ、工程、安全面で一番良いと思われる方法で計画します。
今日から、河川の水位を観測していきます。
・神通川
大沢野大橋水位・・・1.24m
神通大橋水位・・・1.33m
・井田川
杉原橋水位・・・0.37m
毎年10月1日~10月5日は上流側の水路の点検のため、井田川の水位が下がります
その代わり神通川の水位が若干ですが上がります(流量的には30t前後)
【掘削状況】
まずは河川工事個所、左岸に流れている井田川の水を右岸に切り回すための水路を掘削します。
下図の右から左へ神通川が流れているのですが、井田川の水(図面写真の下の方を流れている水)
を図面の水色の部分を掘削し、写真の上の方に水を流す水路を造ります
【ICTの機械】
重機オペレータは、運転席タッチパネル式モニターに映し出された重機の機体本体位置や、
バケット(土砂をすくうところ)の位置を、3次元設計データにより確認しながら施工を行っています
従来は、丁張という施工の高さや位置を示す目印を設置していましたが、
この技術により丁張を設置せずに作業ができるため、省人化が図っています。
また、マシンコントロール(MC)バックホウは、設計データに合わせてバックホウの刃先が自動制御されるため、
若手オペレータでも正確なバックホウ操作ができるようにもなっています。
3dデータはドローン測量を基に、パソコン上で事前に作成しておきます。
【作成画面】
【完成イメージ】
完成イメージはGoogle Earth Proに投影することができます