工事完了

現場内の片付け作業も終わり、8月23日に着手してから約5ヶ月経ち工事が完了しました。

工事に携わった関係者の皆様に感謝申し上げます。

 

築堤護岸現場(完了写真)↓

河道掘削現場(完了写真)↓

張芝完了

川表(堤防の川がながれている方)は張芝、川裏(堤防の住宅農地等がある方)は野芝種子吹付の設計と

なっていましたが冬期施工であり、芝の生育状況を考慮して川裏も張芝を行いました。芝は鳥取県産の

野芝ロールを張り付け目串で固定し、目土を敷均してから締固めます。施工は完了しましたが今週は降雨

・降雪等の天候不順の予報なのでしばらくシートで覆い養生して、回復が見込まれれば撤去する予定です。

あとは仮設備・安全施設等の片付けを行って工事完了となります。

 

芝張状況↓                  目串打込み状況↓

目土締固め状況↓               シート覆い養生↓

張芝完了(川表)↓              張芝完了(川裏)↓

衣土整形・下層路盤完了

年明けの1月8日から衣土の法面及び路肩の整形作業から開始し、堤防道路の路床の不陸整正後、下層路盤の施工を

行いました。施工する上で止む無くシート養生を全て撤去しましたが、来週から降雪と零下の気温になる天候不順の

予報となったため、急遽、完了した衣土法面と路盤を全面シートで覆い養生しました。堤防道路のアスファルト舗装は

工事車両の通行も予想されるため別途発注工事で行なうこととなり、来週からは最後の作業となる張芝の施工を行い、

仮設備・安全施設等の片付けに入ります。

 

衣土整形完了↓                路床不陸整正状況↓

距離標・標識移設完了↓            距離標(新設)↓

路盤転圧状況↓                シート養生状況↓

年内の作業完了

築堤盛土及び大型ブロック張が完了し、法面整形(衣土)と河道掘削箇所の整形及び追加工事である袋詰玉石

の施工に入りました。衣土は天候に左右されるため雨天・降雪により6日中止となり、11日間かかりました。

また、河道掘削箇所の整形と洗堀防護のための袋詰玉石の設置を完了することができました。来年の作業と

しては衣土整形作業と路床不陸整正後に下層路盤と張芝の施工を行います。今年一年、工事に携わって

頂いた関係者の皆様に感謝申し上げます。良いお年をお迎えください。

 

衣土前盛土段切↓

大型ブロック張完了↓             衣土転圧状況↓

袋詰玉石製作状況↓              袋詰玉石製作完了↓

築堤護岸現場(12月末)↓           河道掘削現場(12月末)↓

築堤盛土完了

築堤盛土7層~路床仕上がり13層までの作業が完了しました。盛土材の敷均し及び川表の段切り及び川裏の法面整形

はICT建機にて行い、4tコンバインドローラによる締固め管理はGNSSを用いた盛土の締固め管理を採用しました。

次は大型ブロックの上の衣殿法面整形作業に入ります。

 

7層目↓                   9層目↓

11層目↓                   13層目↓

締固め回数分布図↓              完了全景↓

大型ブロック張(冬期施工)

法面整形(上段)の施工後、大型ブロック張(上段)の施工に入り7日間でコンクリート打設が完了しました。

冬期施工(12月~2月)となるため雪寒仮囲いや給熱養生を行うジェットハーネスを準備して施工しました。

施工中は気温が高く、寒中コンクリートとして管理する日平均気温4℃以下になりませんでしたが、混合セメント

B種の標準養生期間は日平均気温5℃以上で12日間、寒中コンクリートの場合は養生温度5℃以上を12日間、

10℃以上を9日間保つ必要があります。コンクリートが冷たい外気に触れると温度が著しく低下する恐れが

あるためコンクリート温度を測定して状況を確認しながら養生を行って行きます。現在のところコンクリート

温度は10℃以上を保つことができていますが、天気予報では来週から気温が低下するので注意が必要です。

 

1日目↓                   3日目↓

5日目↓                   7日目打設完了↓

湿潤マットと保温マットの敷設↓        コンクリート温度測定↓

ジェットハーネス温風給熱養生↓        シート全体に温風を送ります(気温低下した場合)↓

雪寒仮囲い設置状況↓          雪寒内の上昇温度を検証(約10℃上昇)↓

河道掘削・築堤盛土

河道掘削及び築堤盛土の施工に入り、盛土はマシンコントロールバックホウで巻出し厚さを確認して敷均し、

4%の横断勾配を保ちながら施工しています。締固めはGNSSを用いた盛土の締固め管理を行い、転圧回数を

モニタで確認して進めて行きます。6層目で一旦中断し、法面整形を行ない、大型ブロック張の裏込砕石を

行ってから上段の法覆護岸工(隔壁・大型ブロック張)の施工と盛土を並行して作業を進めて行きます。

 

河道掘削積込状況↓              盛土材搬入状況↓

4tローラ搭載モニター↓            4tローラGNSS移動局↓

締固め状況↓                   6層目盛土及び法面整形完了↓

作業土工埋戻し・築堤盛土

大型ブロック張(下段)の施工後、胴込めコンクリートの設計強度である18N/㎜2に11日目に達していることを確認し、

埋戻し作業に入りました。4層~10層(仕上り)まで埋戻しを行なった後、ICT建機で盛土前の段切りを行ってから

盛土作業に移りました。雨天が多く気温も低くなり、含水比が少し高めでしたが施工することができました。

これから天候を見ながら対岸の河道掘削を行い、本格的に盛土作業に入ります。

 

埋戻し4層目↓                埋戻し5層目↓

埋戻し6層目↓                埋戻し7層目↓

埋戻し8層目↓                埋戻し10層目↓

盛土前段切り状況↓              段切幅1m↓

盛土1層目↓                  盛土2層目↓

大型ブロック張(下段)

隔壁・裏込砕石完了後の10月23日から大型ブロック張の施工に入りました。ブロックは標準A型で1m×1m×厚さ35㎝

の谷積みですが、ブロックの下側はガイドピンにはめ込めば高さが揃い、上側をジャッキで高さを調整するだけなので

据付し易く感じました。また、胴込コンクリートの打設も投入口が広く締固め状況も目視確認できるのでコンクリート

の充填に問題ないと思われましたが、念のためブロックの打音検査を行い異常は見られませんでした。今回は下段の

6段分の施工で一時中断し、盛土を行ってから上段の作業となります。次は胴込コンクリートの設計強度である18N/㎜2

の確認を行ってから10~12日後に埋戻し作業に入ります。

 

大型ブロック張 標準A型↓           据付状況↓

据付ジャッキ調整↓              胴込コンクリート打設状況↓

 

充填確認(締固前)↓             充填確認(締固後)

打音確認状況↓                散水養生状況↓

養生状況(2日目)↓              6段設置完了8日目↓

湿潤保温養生↓                シート養生状況↓

隔壁・裏込砕石(下段)

法面整形の3次元出来形計測が完了し、隔壁及び大型ブロック張の裏込砕石の施工を行いました。

プレキャスト隔壁は幅30㎝×高さ55㎝×長さ2.5mのプレキャスト製品を据付け、裏込砕石は厚さ20㎝を

ICTバックホウで敷均し・転圧後、整形して完了となります。大型ブロック張の下地となるため、ブロック

厚さ35㎝が確保できるように確認を行い整形しました。次は大型ブロック張の施工に入ります。

 

隔壁据付状況↓                ジョイントコンクリート打設状況↓

隔壁埋戻し状況↓               裏込砕石完了↓

法面整形完了・出来形計測(下段)

主に切土部となる法面整形が完了し、レーザースキャナーによる出来形測定を行いました。

ICT建機であるマシンコントロールバックホウを使用することで、施工性もよく設計面より

過掘りせずにコントロールできることから仕上がり面の精度が良くなったと思います。

次は隔壁・大型ブロック張の施工に入ります。

 

法面整形状況(マシンコントロールバックホウ)↓   法面整形完了↓

3次元出来形計測(レーザースキャナー)↓    レーザースキャナー計測モニター↓

護岸基礎の埋戻し作業

護岸基礎の設置が完了し、護岸の法面の掘削及び埋戻し作業を行いました。埋戻し土砂は前日の雨の影響が

心配されましたが、掘削土を即流用したこともあり、適切な施工含水比の範囲で作業を進めることができました。

次は、法面整形を行いレーザースキャナーによる出来形計測となります。

 

含水比測定(電子レンジ使用)↓        含水比測定(乾燥重量)↓

埋戻し状況(背面1層目)↓          埋戻し完了(前面・背面2層目)

埋戻し状況(背面3層目)↓          埋戻し状況(背面4層目)↓

護岸基礎の設置完了

プレキャスト基礎は25tラフテレーンクレーンで吊り込み据付を行い、中詰コンクリートを打設します。

生コンクリートは性状試験を行い、圧縮強度試験用供試体(テストピース)を管理するために品質証明シール

を使用しました。次は掘削法面整形及び護岸基礎の埋戻し作業に入ります。

 

プレキャスト基礎据付状況↓          生コン圧縮強度用供試体(品質証明シール使用)↓

中詰コンクリート打設状況↓          散水養生状況↓

保温マット敷設状況↓             完了全景↓

護岸基礎の床掘作業

草付表土及び空石張の撤去が完了後に護岸基礎の掘削作業に入りました。現地盤から掘削深さが約3m

あり、床付面から約1mは砂礫層で湧水が流れ込んでくる状況であったことから床付面の両側にトレンチを

設け、基面を仕上げてから均しコンクリートの打設を行いました。天候も良くなって湧水量が減ったため

工程通り進めることができました。来週からプレキャスト基礎の設置作業に移ります。

 

3次元イメージ↓                床掘り状況↓

人力床均し状況↓               均しコンクリート打設前↓

均しコンクリート打設状況↓          均しコンクリート締固め状況↓

本格的に工事開始

10月の非出水期に入ったことで、本格的に工事を開始しました。まず、草付き土及び既設護岸の空石張を

撤去して坂路のアスファルト舗装も取壊し搬出しました。10月1日~7日までの全国労働安全衛生週間に

合わせて、社内パトロールの対象現場となっており、10月2日の開始日に実施されました。

次に護岸基礎の施工に移りますが、事故の内容に安全第一で作業を進めて行きます。

 

草付き土撤去状況↓              空石張撤去状況↓

空石集積完了↓                社内パトロール↓

工事用道路拡幅整備

工事中の資機材運搬等に使用できる道路は高水敷の管理用通路のみであることから、他工事4社と供用する

道路として大型車がすれ違いできるように拡幅する必要があり整備を行いました。

管理用通路の緑地帯(幅4m)の部分の表土を鋤取り、不陸して砕石を敷均し転圧しました。

ここからは工事が完了するまで終日通行規制を行い立入禁止となりますのでご協力お願いします。

 

表土鋤取り状況↓               不陸整正状況↓

砕石転圧状況↓                完了↓

耕作者通路整備

工事に伴い通行規制を行う必要があり、先に耕作者の方が迂回できる道路の整備を行いました。

道路は予め整備されていましたが、草が生い茂っており、雨の日はぬかるむような状況だったため

除草を行い、平に不陸してから路盤材を敷均し転圧しました。耕作者の方には車の移動にご協力

いただきありがとうございました。次は工事用道路の拡幅整備に入ります。

 

着工前↓                   除草・不陸整正完了↓

路盤材敷均し状況↓              路盤材転圧状況↓

 

UAV測量

除草が完了したので、築堤護岸現場及び河道掘削現場でドローンによるUAV測量(空撮測量)

を行いました。河道掘削現場に関しては、設計図面がないのでこれから掘削計画を立てていく

必要があり、築堤護岸現場についても設計図面に差異がないか確認して施工に入ります。

ICT技術を活用したUAV測量は2箇所の測量を短時間(約5時間)で完了することができ、

当日16時頃、10分雨量が19㎜の大雨となり、その前に無事作業を終えて良かったです。

 

UAV測量状況↓

除草完了

ドローンによる空撮測量を行うために、河道掘削現場及び築堤護岸現場の除草を行いました。

築堤護岸現場は人力除草だったので熱中症に特に注意し、1日で作業は完了しましたが、

河道掘削現場は草丈が1.5~2.0以上あるので除草機械(クサカルゴン)装着のバックホウで

作業し、ハチ刺されや蛇に噛まれるリスクが減り、安全に4日で完了することができました。

 

除草機械(クサカルゴン装着バックホウ)↓    除草状況↓

熱中症対策(テント・飲料・WBGT測定等)    除草完了↓

架空線・埋設物等の事前調査

施工箇所には高圧線等の近接作業となる場所はありませんが、河道掘削の土砂運搬では

高架下やアンダーパスを通るため接触事故防止のため事前調査を行いました。また、埋設物

は築堤護岸工事を行う川裏の法面に光ケーブルが埋設してあるため試掘を行い確認しました。

中島大橋高架下高さ調査↓           荻浦アンダーパス高さ調査↓

埋設光ケーブルの位置確認(図示)↓      埋設光ケーブルの位置確認(試掘)↓