川表 路体盛土・路床盛土
川表の施工箇所では、大型ブロック張りの施工が完了しましたのでブロック張り上の
盛土作業を行いました。路体部分は1層当たりの仕上り厚さを30cmとし、路盤下1m
にあたる路床は1層当たりの仕上り厚さを20cmとし施工を行いました。また、路体材は
川表の現場発生土を流用しましたが、現場発生土は路床材としては適さないという試験結果
が出ておりましたので、路床材はL8.8K付近に仮置きしてありました土砂を現場まで運搬し
使用しました。
↓ 路体盛土敷均し状況 ↓ 路体盛土締固め状況(1層仕上り30cm)
↓ 路床盛土敷均し状況 ↓ 路床盛土締固め状況(1層仕上り20cm)
川表 羽口工(角形じゃかご)の施工
牛島地区の整備事業は本工事で完了となることから、川表側の羽口工を角形じゃかごにより
施工を行いました。角形じゃかごの施工では、じゃかごの組立、石詰め作業を繰返し行います。
今回は法長が長かったため下段の組立が完了後に埋戻し作業を行い上段の施工を行いました。
本工事で採用したパネル式角形じゃかごは従来の製品よりも組立作業等が容易に行えることから
工程の短縮、人手不足の解消等に役立つと思われます。
↓ 吸出し防止材設置完了 ↓ 角形じゃかご組立状況
↓ かご石洗浄状況 ↓ 詰石状況
↓ 下段施工完了状況 ↓ 上段施工完了状況
川裏側 水替工・現場打ち基礎の施工
川裏側の護岸施工範囲では、既設護岸の取壊し後に湧水が確認されましたので
水替え工(ポンプでの排水作業)を開始しました。また、川裏の護岸基礎は
現場打ちコンクリートでの施工となるため、型枠を組立てた後、コンクリート打設
を行いました。護岸基礎の施工が完了しましたので、隔壁・小口止めの施工に入ります。
↓ 湧水位確認状況
↓ 型枠組立状況 ↓ 型枠組立状況
↓ 打設状況 ↓ 締固め状況
↓ 打設後養生状況 ↓ 打設後完了全景
川表 大型ブロック張の施工
川表側の施工範囲において、大型ブロック張りの施工を行いました。まず初めに裏込め砕石の整形を行い、完了後に
大型ブロックの据付け・胴込コンクリートの打設を繰返し行いました。裏込め砕石の施工では、ICT機能のある
ロングアームバックホウを使用することで効率的に作業を進めることができました。大型ブロック張の施工では、
バックホウ及びラフテレーンクレーンを使用しブロックの据付・コンクリートの打設作業を行いました。また、
ブロック据付の際は大型ブロック専用の吊り具を使用し据付を行いました。
川表側は大型ブロック張りの施工が完了しましたので、ブロック上の盛土・羽口工の角形じゃかごの施工に入ります。
↓ 裏込め砕石整形状況(ロングアームバックホウ) ↓ 裏込め砕石整形完了全景
↓ 大型ブロック据付状況 ↓ 胴込コンクリート打設状況
↓ ブロック厚さ確認状況 ↓ 湿潤養生状況
↓ 養生状況全景 ↓ ブロック張り完了全景
川裏側 ブロック張下の法面整形
川裏側の施工範囲では、既設護岸の取壊しが完了しましたので本工事で新設する間知ブロック張下
の法面整形を行いました。法面整形では川表側と同様にICT建機で行い出来形検測は地上型レーザー
スキャナーで点群をとり面管理にて出来形管理を行いました。
↓ 法面整形状況(ICT建機) ↓ ICT建機のモニター画面
↓ 整形完了全景(上流から下流を望む) ↓ 出来形検測状況(地上型レーザースキャナー)
川裏施工範囲 草付土撤去・既設護岸の取壊し
川裏護岸の施工範囲において、工事用道路の設置が完了したため堤防道路上からでは
届かなかった範囲の草付土の撤去を行いました。草付土の撤去後、ブレーカーを使用し
既設護岸の取壊しを行いました。取壊し作業では、取壊したコンクリート側がいたち川
に落下しないよう大型土のう及び合板での対策を行いながらの作業となりました。また、
施工範囲の上流側約20mは2重鋼矢板の構造になっており鋼矢板の切断・撤去作業も
行いました。
↓ 草付土の撤去(工事用道路上から) ↓ 鋼矢板ガス切断状況
↓ 既設護岸取壊し前状況(対岸から) ↓ 既設護岸取壊し前状況(下流から上流を望む)
↓ 既設護岸取壊し前 ↓ 既設護岸取壊し状況
川裏工事用道路の設置完了
川裏護岸の施工箇所は堤防の法長が長いため堤防道路上からでは施工することができなく、
工事用道路を設置する必要があります。今回の施工では、護岸天端高と同じ高さに工事用
道路の設置を行いました。工事用道路までの高さに降りるまでの坂路部分は大型土の設置
及び盛土の施工を行い、切土部分は堤防道路上からロングアームバックホウを使用し掘削
作業を行いました。工事用道路の設置が完了しましたので、既設護岸下の草付土の撤去、
既設護岸の取壊しの施工に入ります。
↓ 掘削状況(ロングアームバックホウ) ↓ 掘削状況(盛土前段切り)
↓ 大型土のう設置完了状況 ↓ 盛土部キャタピラ転圧状況
川表 護岸基礎・隔壁の施工
川表側の護岸基礎・隔壁の施工を行いました。ICT建機により基礎据付け箇所の
床掘作業を行い、プレキャスト基礎を25tラフテレーンクレーンで吊り込み据付
完了後、中詰コンクリートの打設を行いました。プレキャスト隔壁も同様に25t
ラフタークレーンにより据付を行いジョイントコンクリートの打設を行いました。
また、隔壁設置箇所の床堀作業・基礎砕石の施工はロングアームバックホウを使用する
ことで効率的に施工を行うことができました。次は大型ブロック張りの裏込め砕石、
ブロックの設置作業に入ります。
↓ プレキャスト基礎据付け状況 ↓ プレキャスト基礎据付け完了
↓ 中詰めコンクリート打設状況 ↓ 打設後散水養生状況
↓ 隔壁設置箇所床堀状況(ロングアームバックホウ) ↓ プレキャスト基礎据付け状況
↓ ジョイントコンクリート打設状況 ↓ 打設後養生状況
大型ブロック張り下の盛土・法面整形
川表の施工箇所において大型ブロック張り下の盛土・法面整形が完了しました。
盛土の施工では、ぬき板を回転させるだけで巻出し厚・仕上がり高さ確認できる
丁張を作成し使用しました。また、盛土前の段切・盛土・法面整形において
ICT建機を積極的に使用することで施工性が向上するとともにきれいな仕上がり面
となりました。法面整形完了後の出来形検測では地上型レーザースキャナーにより
点群検測をしヒートマップを作成することで結果が一目でわかりました。
↓ 盛土敷均し状況 ↓盛土締固め状況
↓ 盛土前の段切り ↓ 法面整形状況(ICT建機)
↓ 法面整形完了 ↓ 整形完了後の養生
↓ ヒートマップ(掘削範囲) ↓ヒートマップ(盛土範囲)
川裏施工範囲の着手(法線設置・草付土撤去)
川裏施工範囲において法線を設置し確認を行いました。その後、護岸の施工範囲(約80m)
及び進入路(約60m)の範囲の草付土撤去を行っています。川裏側は法長が長いため
ロングアームのバックホウを使用しています。それでも届かない範囲は工事用道路設置
完了後に設置した工事用道路上から草付土の撤去を行う予定です。川裏施工範囲では
隣接工区と工事用道路等を共有するため、調整を図りながら作業を進めてまいります。
↓ 法線確認(上流から下流を望む) ↓ 法線確認(下流から上流を望む)
↓ 草付土撤去状況(ロングアームバックホウ使用)
護岸工事開始(川表施工範囲の草付土・空石張りの撤去)
10月になり非出水期に入ったことで、本格的に工事を開始しました。まず、草付き土及び既設護岸の
空石張の撤去を行いました。10月1日~7日までの全国労働安全衛生週間に合わせて、社内パトロールの
対象現場となっており、10月1日の開始日に実施されました。次は築堤(路体)盛土の施工になりますが
工事始期は事故の発生しやすい期間となりますので安全第一で工事を進めてまいります。
↓ 草付土撤去状況 ↓ 空石張り撤去状況
↓ 社内パトロール実施状況
光ケーブル迂回路の設置
本工事では、川裏側(いたち川)の護岸の施工にあたり工事用道路を設置する必要があり、
その際法肩に埋設してある光ケーブルが支障となります。そのため工事に先立ち光ケーブルの
迂回が必要となり、堤防道路上にエフレックス管(φ50×3条)の敷設及びH鋼による保護により
迂回路を設置しました。また、工事車両が通行する箇所は光ケーブルを埋設させる必要があり
多孔管を布設し迂回路の設置を行いました。仮迂回路への通線及び既設管路の抜線が完了次第、
川裏側の施工に取り掛かります。
↓ 川裏施工箇所横断図 ↓ エフレックス管敷設状況
↓ 埋設部舗装切断状況 ↓ 埋設部多孔管設置状況
川表現場流用土の試験盛土
川表施工箇所の盛土材は護岸基礎床掘時に発生した土砂を流用することとなっています。
そのため盛土の施工にあたり、転圧回数・巻出し厚さ等を決定するために試験盛土を
行いました。試験施工では、本施工で使用する機械と同様のものを使用し転圧回数が
4回、6回、8回、10回の時の沈下量と密度を測定しました。今回の試験施工結果を
もとに盛土の施工を行っていきます。
↓ 試験施工範囲の基面整正 ↓ 転圧状況
↓ 沈下量の測定状況 ↓ 現場密度試験
3次元起工測量
除草が完了したので、築堤護岸現場(川表・川裏)でTLS(地上型レーザースキャナー)
による3次元起工測量を行いました。点群データを活用して現況の把握・掘削土量の算出等
を行う予定です。
↓ 地上型レーザースキャナー ↓ 測量状況
↓ 3次元モデル(川表) ↓ 現況点群データ(川表)
↓ 3次元モデル(川裏) ↓ 現況点群データ(川裏)
除草完了
地上型レーザースキャナーによる起工測量を行うために、施工箇所の除草作業を行いました。
川表側は法長が短いため除草機械(クサカルゴン)装着のバックホウで除草を行いましたが
川裏側は法長が長く、バックホウが届かない範囲が多く人力除草がメインとなりました。
熱中症対策やいたち川への転落防止対策を行いながらの作業となりましたが、安全に除草作業を
完了することができました。
↓ 川表平場除草作業(クサカルゴン) ↓ 川表法面除草作業(クサカルゴン)
↓ 川裏除草作業 ↓ 川裏除草作業(いたち川付近救命胴着用)
↓ 熱中症対策としてベルト型救命胴衣を採用 ↓ 熱中症対策(日除けテント、WBGT値の測定、飲料の常備等)
↓ 除草完了(川表) ↓ 除草完了(川裏)



















































































