金山谷 初年度工事
常願寺川右支川湯川左支渓金山谷上流は過去に大崩を起こした鳶山に近接し、これまでにも土石流が
頻発していることからも豪雨時に崩壊した土砂のリスクが高く、下流の富山平野に土砂による洪水氾濫を
もたらす危険性があり、金山谷流域内で発生する土石流及び土砂の流出を可能な限り捕捉することが求
められます。
このため、金山谷中流域で堰堤整備を行うと共に下流部の急勾配区間については、この区間で発生する
土砂の流出を制御するために護岸と床固工を連続して配置し、渓岸の浸食対策を図り、下流域の方々の
安らかな暮らしと立山の豊かな自然を守ります。
今年は初年度工事のため施工箇所の支障木を伐採して金山谷基幹砂防堰堤へアクセスする上流側工事用
道路(約240m)、下流側工場道路(約140m)を付け、鋼製堰堤の掘削(約14,000m3)と堰堤下部に
鋼矢板(ⅡW型 L=5m×343枚、L=6m×8枚、異形鋼矢板Ⅱ型 L=5m×2枚を打込む工事を実施します。