工事完成
11月から施工開始した宮川広域河川改修工事ですが、工事が完了しました。
擁壁施工中の水替えが、多量の川の差し水・湧水に苦労したため、当初の工程よりは遅れましたが、
3月中に無事工事を完成することができました。短い期間でしたが当ホームページをご覧いただき
ありがとうございました。
築堤盛土法面整形作業
築堤の盛土作業も終了し、現在仕上げの法面整形の作業を行っています。
法面整形が完了しましたら、張芝を法面上に施工して完了になります。
完成までもう少しなので、引き続き安全作業で施工を行っていきます。
セメント改良盛土施工中
堤外水路の施工も終わり、築堤盛土の作業を再開しました。
今回の盛土は、現場の掘削土を流用する設計になっていますが、掘削土が水をたくさん含んでいる
土砂であったため使用が困難でした。そのため盛土材として使用できるようにセメントと土を混ぜて
改良して施工を行うように変更になりました。現在その改良盛土の施工中です。
堤外水路施工中
もたれ式擁壁の施工が完了し、現在堤外水路の施工を行っています。
堤外水路は、宮川の水を農業用水・防火用水として使用するために水を送る水路のことです。
堤外水路は2月10日頃完成予定で、その後盛土の作業に入っていきます。
もたれ式擁壁コンクリート打設完了しました。
12月より作業を行っていた、もたれ式擁壁のコンクリート打設が完了しました。
打設日は、雪が降っておりコンクリートの凍結が心配されたため、ジェットヒーターで
温風を送りながら天端面の仕上げを行いました。
ブロックマット施工開始
現在もたれ式擁壁の作業中ですが、同時作業でブロックマットの施工を行っています。
ブロックマットとは、多数のコンクリートブロックを、耐久性に優れたフィルターシートと一体化した
マットのことです。法面にブロックマットを設置することにより、法面保護・浸食防止の役割を果たします。
もたれ式擁壁型枠組立開始
もたれ式擁壁の型枠組立作業が開始しました。
もたれ式擁壁は、3回に分けてコンクリートを打設する予定で、現在は擁壁の基礎となるフーチングの
組立作業を行っています。コンクリート打設は12月28日に行う予定です。
掘削完了しました。
11月下旬より、もたれ式擁壁の掘削をしていましたが、宮川本流と山側からの水の流入が多く
掘削に時間がかかっていましたが、やっと掘削を完了することができました。
これからもたれ式擁壁の型枠及びコンクリート打設作業に入っていきます。
転圧管理システム
現在築堤盛土を施工中ですが、「転圧管理システム」を使用して盛土を行っています。
「転圧管理システム」とは、GNSS(汎地球航法衛星システム)による測位技術により、
転圧回数と走行軌跡を管理するマシンガイダンスシステムです。
「転圧管理システム」では、建機に搭載したパソコンのモニターに転圧箇所や締固めの回数を
リアルタイムで色分け表示することができます。今回は規定の締固め回数が6回ですので、
6回転圧できれば赤く色がつく設定になっています。
ICT建機による施工
宮川広域河川改修工事では、ICT建機のマシンガイダンスバックホウを使用して施工を行っています。
マシンガイダンスバックホウとは、バックホウの操縦席のモニター画面に、施工する部分の完成形と刃先位置を
表示します。モニター画面上の刃先と実際の刃先の位置はGNSS(全球測位衛星システム)でリンクしており、
建設機械の動きがモニター画面に反映されます。オペレーターはモニター画面のガイドを確認しながら建設機械
を操作できます。
下にある動画は、本工事で実際にマシンガイダンスで施工している動画です。右側の画面が操縦席に付いている
モニターの映像です。