№11 夢見平遊歩道

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紅葉真っ盛りの『夢見平遊歩道』
「夢見平遊歩道を守る会」や地元の皆さんのおかげでとても良く整備されたハイキングコースです。

 

雪解けとともに咲き誇る花々を多くの人に見てもらおうと、
官公庁の協力も得ながら遊歩道を整備したのが「夢見平遊歩道を守る会」の皆さんです。
夢見平遊歩道は、1950年代初めまで操業していた製材所が木材運搬のために使用していた軌道敷や歩道をもとに設けられました。
そのため、トロッコ敷、製材所、炭窯、住居などの跡も残されており、山中での昔の暮らしを感じることもできます。
また、今の姿からは想像もできませんが、約2万5千年前頃はここ一帯は湖の底であったそうですよ。

蓑の池 カエルやクロサンショウウオの繁殖地

稲荷神社

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夢見平遊歩道は、ウサギコース(3km、約2時間)とキツネコース(10 km、約4.5時間)の2コースあります。
写真を撮ったり休んだりゆっくりみて回る場合は上記よりも時間がかかるそうです。
今回、時間に制限があった私は、いつも観光案内所でお会いしている築田さんに相談して、
「夫婦泉」まで行って引き返す約1時間のハイキングをしてきました。

実は、築田さんは「夢見平遊歩道を守る会」の会長さんで、「夢見平」の名付け親でもあります。
ミズバショウが一面に広がっている風景がまるで夢を見ているかのような絶景であったことからこの名称になったそうです。
観光案内所では、築田さんお手製の夢見平遊歩道マップがいただけますので必携ですよ。

階段の急勾配が伝わるでしょうか…(9月の様子)

階段をのぼると見える景色

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当社が施工した法面の脇にある階段をのぼると夢見平遊歩道の始まりです。
この116段の急な階段(左上写真)をのぼるのが最初にして1番の難所です笑
あとの道は、標高約1,300mの山中とは思えないほど起伏が少なく、
地面はふかふかで、超初心者の私でも歩きやすかったです。
3年前はハイキングなんて私には無理と思ってスルーしていたのですが、
こんなに歩きやすいところならもっと早く行っておけばよかったと後悔しています。

〈今回のハイキングルート〉
階段⇔蓑の池⇔稲荷神社⇔天狗の涙川⇔天仁橋⇔夫婦泉
ウサギコースは夫婦泉の先まで行き、ぐるっと回って階段まで戻るルートです。

今は紅葉が見頃で森全体が明るい色に覆われていました。
観光客も多く、観光バスでいらして団体で遊歩道を楽しんでいる方たちや、
定期的にトレイルランニングのイベントが行われていることもあり、自主的にランニングする方もいらっしゃいました。

天狗の涙川

天仁橋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花々を楽しむなら春、夏は避暑地として、紅葉を楽しむなら秋…と通行止めで行けない冬以外はいつ行っても楽しめます。
ミズバショウ等の花々を楽しみたい方は5月~6月中旬頃までがオススメです。
体力に自信のない方は、階段をのぼって見る景色だけでも価値がありますよ。

ミズナラの大木「道姫」

遊歩道のラストを飾る景色

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

築田さんから、ここはあまり熊は出ないとお聞きしていたのですが、
私の前を歩いていた方が熊を遠くに見たそうです。
今まで熊による被害はないところですので、ご安心いただきたいですが、
山中ではありますので、野生動物への対策はしていった方が良いと思います。

たこ「秋でも乾杯!海水より冷たいわあ」

夫婦泉 コップも常設されています

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みなさんも涼しい高地でハイキングしませんか。

 

◇MAP 夢見平遊歩道