工事完了しました
こんにちは
現場担当の志鷹です
前回の投稿で紹介した根固めブロックの据付作業は2月21日で完了し同月28日より埋戻し作業が始まりました
根固めブロック設置完了
綺麗に並べることができました
埋戻し作業状況
掘削作業時よりも建設機械の台数を増やし予定通り3月11日をもって現場での全作業を終えることができました
埋戻し完了
全て土砂の下になり手がけた護岸構造物が見えなくなるのは残念ですが今後起こりうる水災害から
富山平野を守ってくれると信じて現場とお別れします
最後に当現場に携わった全ての方に感謝申し上げるとともに今後とも弊社の活動にご理解とご協力
いただければ幸いです
約半年間ありがとうございました
雪!!
思わぬ雪で、また冬に戻ったかのような天候が続いておりますが寒さに負けずお過ごしでしょうか?
皆さんこんにちは
現場担当の志鷹です
当現場は終盤に入り完成が近づいてまいりました
現在は4つ目の作業に当たる根固めブロック据付作業を行っております
2月上旬より寒気が流れ込み現場にもたくさんの雪が積もり毎日除雪から仕事がスタ
ートしております
多い時で30~50cmの積雪がありました
タイヤショベルがフル稼働しております
さて作業ですが根固めブロック据付作業では計578個のブロックを2週間で設置して
いきます
今回設置するブロックは5脚ブロックと6脚ブロックの2タイプで5脚は単独で6脚は
2段積で設置していきます
左の写真が5脚ブロック(4トン)、右が6脚ブロック(5トン)になります
5脚と6脚の違いですが字の通り脚(凸)の数が異なります
2段積で設置する6脚ブロックの役割としては流水を川の中心に押しやったり流れに対
する抵抗となり護岸付近の流速を緩め、護岸基礎付近の川底が削られることによる護岸
破壊防止などがあります
堤防の破壊・決壊を防ぐために設置した石積護岸ですがその石積護岸の破壊を防止
するために根固めブロックを設置します
今回使用する根固めブロックは現場にて製作しております
最後に根固めブロック製作の流れを写真にて解説します
1.型枠組立:コンクリートを流し込む箱を作ります
2.鉄筋組立:ブロックの強度を増すため型枠内に鉄筋を設置します鉄筋は人間の体でいうと骨と同じ役割を果たします
3.コンクリート打設:コンクリートを流し込むことを打設(だせつ)と言います
4.養生:養生とはコンクリートを日差し、乾燥、雨、などから守り品質を確保するために
行います
保湿シートでブロックを覆い水をかけて乾燥や直射日光からコンクリートを
守ります
5.完成:養生期間終了後型枠を解体し完了です
上空から撮影した写真の通りかなりの量のブロックを製作しましたが1日あたり約20個
製作し2ヶ月程度の時間を要しました
以上が根固めブロック製作の流れになります
現場では根固めブロック据付作業が終われば検査を受け最後の作業にあたる埋戻し作業を
もって全工事が完了します
残り短い工事期間になりますが最後まで気を抜かず安全に作業進めてまいります
新年あけましておめでとうございます
こんにちは。
現場担当の志鷹です。
新春とはいえ厳しい寒さが続く毎日ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか
昨年もコロナウィルスの影響により制限された中での生活となりました
現在もオミクロン株の流行により国内の緊張感も高まっていますがその反面、メディアではPCR検査の拡充や治療薬の承認など日常生活の
回復に向けた動きが進んでいることも報道されており期待感も高まっているのではないでしょうか
さて、当現場では石張り作業が進行中でございます
石張り総面積が約1300㎡で1ヶ月程で施工完了の予定となっております
↓現在の施工状況です↓
石張り作業が始まり2週間ほど経ちましたが大きな雪の影響も受けず順調に作業を進めております
今回は3つ目の作業に当たる石張り作業についてご紹介したいと思います
1・・・掘削作業
2・・・2次製品設置作業
3・・・石張り作業
4・・・根固めブロック設置作業
5・・・埋戻し作業
石張り(いしばり)とは法面(のりめん)保護の目的として用いられる護岸工事の一種です
皆さんも川原付近を通りかかった際に写真のような石張りを見かけたことがあると思います
この写真は完成形ですが途中はこんな感じです
意外と石がたくさん敷き詰められていますよね
完成時に見えるのは石の頭部分のみで数少なく見えますが実際は石と石をしっかりかみ合わせ隙間が小さくその隙間も一定になるように敷
き詰めていきます
また、意外かもしれませんが石の積み方にはルールがあり適当に積めば良いというわけでもなく行ってはいけない積み方も複数存在します
ので想像以上に神経と時間を使います
こちらは当現場での石張り作業時の風景です
使用している石の直径は35cm~45cmで重さが30~50kgと人間が扱うものとしてはかなりの重量物です
普段現場で作業されている方々でも石張りの作業は行えないため石を扱う専門の業者さんに依頼して施工しています
ある程度石を並べたら次は目地詰め作業です
石と石の間にコンクリートを充填し隙間を埋める作業です
目地詰め作業は化粧のようなもので仕上がりが悪いと護岸全体の見栄えが悪くなるため丁寧な作業が必要になります
目地詰め作業が終われば当日作業は完了となります
このサイクルを毎日行い1月中の完成を目指し頑張っています
今回は石張り作業についてご紹介しました
石張りを行う目的は護岸の法面保護であり、皆さんが河川敷などで見かける石積みは一つ一つ手作業で行っていることを知っていた
だけたんじゃないかと思います
現場も後半戦に入り寒い日が続きますが怪我のないよう安全作業で進めていきたいと思います
寒くなってきましたね、、
こんにちは!
現場担当の志鷹です
11月も後半に入り吐く息の白さに秋の終わりを感じる頃となりました
富立大橋から撮影した現在の現場の様子です
前回の投稿写真と比較すると様変わりしたのではないでしょうか
10月から始まった掘削作業は終了し現在は2つ目の作業に当たる2次製品設置作業が進行しております
1・・・掘削作業
2・・・2次製品設置作業
3・・・石張り作業
4・・・根固めブロック設置作業
5・・・埋戻し作業
現在現場では下図の〇で囲った箇所の2次製品据付作業を行っております
↓拡大図↓
図面の赤い部分を法留基礎といい石積の土台となります
実際に現場で使用している2次製品(法留基礎)です
今回の投稿では現在進行中の2次製品設置作業から2次製品についてご紹介していきたいと思います
結論から言うと2次製品とは「コンクリート2次製品」を略した呼び方で工事現場で使用するコンクリート製品を
あらかじめ工場で製造した物のことを指します
皆さんは工事現場に近い道路等で円筒状の容器を回転させながら走るコンクリートミキサー車と呼ばれる大型車両を
見かけたことはありませんか?
あの容器の中に入っているのは生コンクリートで現場にて作成した型枠という箱の中に流し込みコンクリート構造物を
作ります
一昔前までは工事現場にてコンクリート構造物を作っていたのですが現在は製品化したものを現場に設置するという方
法がスタンダードになっており、コスト面や現場条件にもよりますが2次製品を使用した方が品質も良くなり工期の
短縮も可能となります
2次製品というと普段は馴染みのないものと思われがちですが、私たちの生活のインフラに目を向けると様々なところに
2次製品は使用されています
よく見かけるのが
コレ↓
側溝ですね
その他は信号機や配電線のポールも2次製品です
その他にも街を見渡せば様々な2次製品が使用されています
これから街を歩くときは街中にどんな二次製品が隠れているのか探してみると面白いかもしれませんね!
掘削作業がはじまりました
こんにちは!
現場担当の志鷹です
10月に入り現場内は掘削作業がはじまりました
今回の工事大きく分けると5つの作業に分かれます。現在は1つ目の掘削作業中です
1・・・掘削作業
2・・・2次製品設置作業
3・・・石張り作業
4・・・根固めブロック設置作業
5・・・埋戻し作業
掘削という言葉を初めて聞く方もいらっしゃるかと思いますが掘削とは文字通り削りながら穴を掘る作業のことです
今回の工事で掘削する土砂の量は約30,000㎥です。 30,000㎥と聞いても想像がつかないですよね、、、
プールで例えると、オリンピックで使用するプールの容積が約2,500㎥なので今回の工事でいうとプール12個分ということですね
なかなかイメージしづらいかもしれませんが大量の土砂を掘るということはお分かりいただけたのではないかと思います
5つの作業の中で最初の作業である掘削作業では大量の土砂を掘削し構造物を入れるための大きな箱を作っていきます
当現場での掘削作業の状況です(写真360度回転できます)
掘削作業中、現場内では建設機械が作業を行います。工事現場で働く建設機械には様々な種類がありますが
今回は当現場で活躍している2種類の建設機械をご紹介します。
ブルドーザー(D8)40ton級 ※D8はCAT(キャタピラー)の製品名です
~スペック~
全長 7,795mm
全高 3,465mm
全幅 3,940mm
排土板:全幅 3,940mm
排土板:全高 1.690mm
質量:40,700kg
~特徴~
ブルドーザー(Bulldozer)とは、 土砂 のかきおこしや 盛土 、 地面を整える際に使用する建設機械です
機体の前面に可動式のブレード(排土板)を装着していて、進行方向に土砂を押しだし移動させます
今回はD8(40ton)のご紹介ですがコンパクトサイズではD1(8ton)、ビックサイズではD11(100ton)まで種類があります
また機械の名前であるブルドーザー(Bulldozer)の由来ですが強い雄牛(Bull)が弱い雄牛を押し退ける
様子からこの名がついたそうです
バックホウ(SH330)1.4㎥級 ※SH330は住友建機(株)の製品名です
~スペック~
全長 11,140mm
全高 3,420mm
全幅 3,200mm
標準バケット容量 1.4㎥
質量:33,700kg
~特徴~
建設機械といえばこの機械を連想されるのではないでしょうか?
私たちは普段バックホウと呼びますがその他ユンボ、ショベルカーとも呼びますね
呼び名は違いますが全て同じ機械です行政やメディアでの呼び方、登録商標などの関係で呼び名が違います
土砂等を掘る作業がメインになりますが積込を行ったり先端のショベルを交換しコンクリート構造物やアスファルトを取り壊す解体作業で
も活躍します
バックホウ(Backhoe)は後方の意味を持つ(back)と鍬、くわの意味を持つ(hoe)が名前の由来だそうです
でも作業中に前進・後退はしますがショベルを動かす作業でバックするようなことは無いのでなぜバックホウ
と呼ぶのかはっきりしていないようなのですが穴を掘る際に手前に向かってつまり操縦席の方に(機体でいえば後ろに向かって)
掘るのでバックホウという説もあるそうです、、、
今回は掘削作業及び作業で使用する建設機械についてお話ししました建設機械を使用した掘削作業は工事の醍醐味でもあり
現在の機械作業から次に行う人力作業にスムーズに移行する上でとても重要な作業です
私は毎日見学していますが数台の建設機械が現場内で動き回っている景色を眺めるのは迫力があり見ていて飽きません
11月上旬まで現在の作業は続くので毎日安全作業で作業進めていきたいと思います