№4 御菓子処ほそ山
こんにちは、現場HP担当の あおき です。
現場周辺情報の第4回目は「御菓子処ほそ山」さまです!
昭和27年に創業された、地元で長年愛されているお菓子屋さんです。
私は、11月11日のパトロールと安全教育のあとに平成町店に伺いました。
平成町店があるのは三和区ではありませんが、
工場が、現場事務所や工事している用水路からすぐ近くにあるため、こちらでご紹介させていただきます。
当日は突然の訪問であったためご主人は不在で、奥様にご対応いただきました。
気さくにお話いただき、お店のことやお菓子のことなど色んなことを教えていただきました。
後ほど、ご主人ともお電話でお話させていただきました。
ご夫婦ともに丁寧にご対応いただきました。本当にありがとうございます。
ご主人がつくるお菓子は種類が豊富で、和菓子から洋菓子まで揃っています。
お店には常に30種類以上が並び、お菓子はすべて手作りというこだわり!
季節限定のお菓子もたくさんあり、行くと毎回のように新しいお菓子が並んでいるそうです。
そんなご主人の思いがたくさんつまったお菓子の中から、奥様のお話も伺いつつ、私の好みで7つ選んできました。
上越産コシヒカリの米粉を使用したグルテンフリーのバームクーヘンでカシス羊羹を挟んだお菓子です。
米粉を使用しているため、普通よりもちもちとしたバームクーヘンに、
ゼリーに近いような食感のカシス羊羹の酸味がマッチしていて美味しかったです。
上越産米粉を使用しているところも、地元愛があっていいですよね。
見た目が完全に和菓子なのに食べると洋菓子で、今回個人的に1番気に入ったお菓子でした。
かぼちゃ餡を使用した、小麦粉不使用でこちらもグルテンフリーの焼き菓子です。
かぼちゃ餡の優しい甘さとかぼちゃの風味が感じられ、香ばしいかぼちゃの種がアクセントになっていました。
裏の原材料を見ると小麦粉どころか米粉も入っておらず、
粉ものがないのにマドレーヌみたいになるのがよくわからなくて不思議に思う あおき でした。
もちもちとした食感が人気の、こしあんの黒糖まんじゅうです。
懐かしい昔ながらのおまんじゅう。ちょっと厚めの生地が名前の通りもちっとしていて、こしあんから黒糖の甘みを感じます。
今回お留守番でお腹を空かせていた たこ が一瞬で食べてしまいました。
北海道産クリームチーズを使った、コクがありながらさっぱりとした、カップに入ったチーズケーキです。
口に入れると しゅわっとする…おいしいチーズケーキあるあるの感覚があります。
なめらかな口あたりで、すぐ溶けてしまうので、私は1個じゃ足りなかったです笑
洋酒が香るレーズンも入っていて、ちょっぴり大人の味です。
今回は常温でいただきましたが、冷やして食べても美味しそうだと思いました!
1日の終わりに、コーヒーや紅茶、好きな飲み物と一緒に、スプーンですくって一口ずつ味わいたいお菓子でした。
クリーミーなチーズの入った、人気の焼きまんじゅうです。
甘さひかえめでチーズの良い酸味もある、さっぱりとしたお味の焼きまんじゅうでした。
昔おばあちゃんのお家で食べた、懐かしい味がしました。
お店に伺った際の季節限定品でした!紫芋のバターケーキです。
なにより中身の色が鮮やかで綺麗です!店頭には見本も飾ってありましたよ。
紫芋の風味が強めでお芋感がすごい…紫芋が大好きな私にはたまらなかったです。
あと おいも って名前がとても可愛いと思いました。きゅんです。
3回蜜漬けを繰り返しふっくらと炊き上げた紫花豆の甘納豆です。
開けてびっくり!大きいお豆が7個も入っていました!!
私の知ってる甘納豆のサイズじゃない…!シンプルなお味の甘納豆です。
おばあちゃんに買って行ってあげたいお菓子ナンバーワンでした。
どれも美味しかったですし、食べてみたいお菓子がもっとたくさんありました!
ほとんどのものが1つから購入できるため、
まず1つずつ購入してみて、気に入ったものを再度購入される方法を奥様はオススメしていましたよ。
私もお店が近くにあれば通って好みを探したい…。
今回お留守番していた たこを連れてまたお邪魔したいと思います。
みなさんもお好みの1品を見つけてくださいね。
私と歳の近い息子さんが運営していらっしゃるSNSも必見!
インスタグラムのお写真が毎回とっても素敵です!
Instagram 御菓子処 ほそ山 (@okashidokoro.hosoyama)
facebook @御菓子処 ほそ山
お店は県道302号線沿いにあり、「戸野目川橋」交差点近くです。大きな看板が目印です!
☆MAP
№3 CAFE HAYASHI
こんにちは、現場HP担当の あおき です。
現場周辺情報の第3回目は「CAFE HAYASHI」さまです!
三和区を調べていたところ、すぐ目について気になっていたカフェに、たこ と一緒に行ってきました。
某有名番組にも取り上げられ、私が入店する前にも後にも、たくさんのお客様が訪れる人気のカフェです。
現場でのパトロールと安全教育を終えた私たちは、汚れた作業着から着替えて出発しました。
着替えた理由は、文化財保護の観点から、濡れたり汚れている足・衣服での入室はNGかつ靴下の着用必須だからです。
文化財を守るためには、細かいところにまで配慮しなければいけないのだと思いました。
初めて行く場所のため、ナビを設定し向かいます。
途中、対向車とすれ違えないような道路もあり、迷ったかも…と不安でしたが、無事に到着。
看板があったのですぐにわかりました。
敷地内に入ると、もう別世界。
対向車とすれ違えない砂利道のためゆっくりゆっくり進みます。
ですが駐車場は十分なスペースがあるため安心です。
古民家カフェは初めてだったため、知らない方のお家に勝手に入ってしまう感じがして少し緊張しました。
お店に入るとすぐ席に通していただき、店内は自由にみて写真も撮って良いとのご案内がありました。
また、取材に伺うと事前にお伝えしていたため、カフェを営む酒井ご夫婦がご挨拶に来てくださいました。
おふたりとも物腰柔らかで、優しく丁寧に対応していただきました。本当にありがとうございます。
私たちがいただいたのは、「発酵+スイーツボックス(ドリンクセット)」です。
価格は1,800円(税込)、飲み物1品がセットになっています。ちなみに数量限定品。
色々な発酵+スイーツを少しずつ楽しめる贅沢なボックスとドリンクのセットです。
秋のメニューにリニューアルしたばかりとホームページで確認していたため、とても楽しみにしていました。
ボックスのスイーツをひとつずつご紹介します。
①チーズとイチジクのケーキ(ボックス中央大皿右)
②酒かすとドライフルーツのパウンドケーキ(ボックス中央大皿左)
①上越産の旬のイチジクをこっくりと煮た甘露煮と、雪中梅の酒かすとチーズを合わせて焼いたチーズケーキ。
甘くて独特な食感のイチジクと、ほのかに酒かすの香りが感じられる、ちょっぴり大人なお味でした。
現在はイチジクの旬が終わり、チーズとりんごのケーキになっているとのこと。
甘酸っぱい紅玉りんごをさっと煮て、シナモンの風味を効いたチーズケーキ…また食べに行かなくては!
②パウンドケーキなのにしっとり。生地とドライフルーツに酒かすが使用されているそうですが、
酒かすの風味は酒かすにじっくり漬け込まれたドライフルーツからふわっと感じるくらいで食べやすく、やみつきになるお味でした。
③発酵あんこの白玉あんみつ(ボックス左側中)
④甘酒パンナコッタぶどうのムースのせ(ボックス左側上)
⑤ふわふわカップケーキの味噌キャラメルソース(ボックス左側下)
③生きているあんこと紹介されているあんこは、豆だけのあんことは違って優しいお味。
下の黒蜜と一緒にいただくと程よく甘く、白玉や寒天と一緒に食べても美味しいです。
④下のパンナコッタは、とろっとなめらかな食感で、ふわっと甘酒の香りがします。
上にのっている三和区北代のマスカット・ベーリー A の自家製シロップと手作り発酵豆乳ヨーグルトのぶどうのムースも絶品でした。
⑤塩キャラメルならぬ味噌キャラメル、あまじょっぱ系が好きな人にはたまらない一品です。
三和区の青木味噌さんの味噌を使用しているそうです。
単品で注文する場合はカップケーキではなくロールケーキになるようでそちらも気になりました…。
ドリンクの種類も、他のカフェではみないラインアップで迷ってしまいましたが、
ご主人の勧めもあり、私は自家製 スパイシーアップル(紅茶割り)を選びました。
シナモンやカルダモンなどのスパイシーな自家製シロップに漬け込んだリンゴを、温かい紅茶で割ったちょっぴり刺激的な飲み物です。
と紹介されていましたが、ちょっとスパイシーなアップルパイ位で飲みやすかったです。
スパイスがきつすぎないので、チャイが飲めない私でも美味しくいただけました。
スパイスが入っていたためか、取材を終えて新潟に帰るまで身体がポカポカしました。
こちらのドリンクは、私の近くに座っていたお客さまからも「美味しかったですよ!」とオススメをいただきましたよ。
お味もさることながら、地元の食材をたくさん使用されていて地元愛を感じられました。
実は私は発酵食品や和菓子が苦手で美味しくいただけるか不安でしたが、
発酵食品が上手くスイーツに落とし込まれていて、全てのスイーツを美味しくいただくことができました。
甘酒や酒粕を使ったスイーツを美味しく食べられたのが初めてで本当に感動しました。
発酵食品が苦手な方にも自信を持ってオススメできます!
甘いもの好きな私はついスイーツをメインでご紹介してしましましたが、こちらは古民家カフェ。
もちろん店内やお庭も良い雰囲気です。店内にいるだけで、とても心が落ち着きました。
友人とゆっくりお話するためにも、ひとりでゆっくりしたいときにもオススメのカフェです。
私は、各所に飾られた調度品や、場所によって異なるお花が活けてあるところが特に気に入りました。
※破損や汚れなどにつながるため、柱、建具、ガラス、展示物などには触れないようお気を付けください。
大切な文化財を守るため立ち入れない場所やルールも多いですが、
年3回行われ、直近では11月12日(土)・13日(日)に行われた「上越名家一斉公開」のイベント時には、
普段は立ち入れないお庭も散策できて、普段は見られないお部屋も見ることができます!
営業日は金・土・日曜日と祝日、営業時間は10時から17時というところも穴場感があっていいですよね。
※変更もありますので、下記HPで営業日カレンダーをご確認ください。
私は予約して伺いました。電話や下記ホームページから予約できますよ。
素敵なホームページやSNSも是非ご覧ください。(記事内に引用もさせていただきました。)
ホームページ: CAFE HAYASHI – カフェ ハヤシ Facebook Instagram
☆MAP
道合ってる…?と不安になる道も通りますが、ナビに従うとちゃんと着きます。
敷地内に入り駐車場までは道幅が狭く砂利道ですので、ゆっくり走行してくださいね。
№2 たんぽぽラーメン
こんにちは、現場HP担当の あおき です。
現場周辺情報の第2回目は、「たんぽぽラーメン」さま!
人気ラーメン店が軒を連ねる上越で、個人的にずっと気になっていたお店です。
私たちは9月26日の13時頃に伺いましたが、そのあとも次々とお客さんが入ってきて、やはり人気店であることがわかりました。
店主さんにご挨拶をして、店員さんにおすすめを伺うと、
やっぱり定番のみそラーメン、あとは限定2品も良く出るとお聞きしました。
ということで、わたしは「みそラーメン」を注文。
ホームページには、
「2種類のみそと8種類の食材をブレンドした みそだれに
4種類の野菜がたっぷり入ったラーメン。初代店主の味を守り続けています。」
なるほどたしかに、野菜やひき肉などの具材がたくさん入っていて、
お味噌のやさしい味であったまる…
穴あきスプーンもついてくるから最後の一粒までいただけます!
ひとりひとつの七味も嬉しい。私は終盤の味変に使います。
チャーシューが売りのお店とホームページで予習していたのに、
それを忘れてチャーシュー麺にしなかったことを後悔。
たこ のチャーシューを少しもらって美味しさに感動しました。
たこ は悩んだ末、「牡蠣のアヒージョ風 黒トリュフソース添え」を注文。
たこ の言う通り、卓に届いた瞬間から、マスク越しでもわかる良い香り…
別添えの黒トリュフソースのおかげもあり、食べ終わるまでずっと香りが楽しめたそうです。
牡蠣がこんなに入ってていいの!?と思うくらい たくさん入っていて、
他にもキノコや半熟たまごやメンマ、アクセントに柚子も入っていて、チャーシューが本当に絶品。
アヒージョ風ということで油がたっぷり浮いていて最後まで熱々でした。
スープが美味しすぎて、スープを全部飲んでしまいました。
突然の取材にも関わらず、店主さんをはじめ、皆さんが快く迎えてくださり、
丁寧に対応していただきました。本当にありがとうございました。
「たんぽぽラーメン」さまには、地元のおじいちゃんおばあちゃんも通っているようで、
お客さんが店を出る際、店員さんと仲が良さそうにお話されているのも見かけました。
こんな体も心もあったまるお店がお家の近くにあったら私も通っちゃうなと思いました。
みなさんも是非!
通販も行っている素敵なホームページもご覧ください。
URL: たんぽぽラーメン | 新潟上越市の三和のラーメン店ー蒲公英拉麺
☆MAP
住宅街にありますので通り過ぎないようご注意ください!駐車スペースも多めで助かります。
№1 上江幹線用水路
こんにちは、現場HP担当の あおき です。
現場周辺情報の第1回目は、今回の工事の対象である「上江幹線用水路」です。
何を隠そう「上江幹線用水路」は、県内で初めて「世界かんがい施設遺産」に登録されたすごい用水路なんです!
☆「世界かんがい施設遺産」とは
かんがいの歴史・発展を明らかにし、理解醸成を図るとともに、かんがい施設の適切な保全に資することを目的として、
建設から100年以上経過し、かんがい農業の発展に貢献したもの、卓越した技術により建設されたもの等、
歴史的・技術的・社会的価値のある かんがい施設を登録・表彰するために、
国際かんがい排水委員会(Icid)が、2014年に創設した登録制度です。
★「上江幹線用水路」の概要
上江幹線用水路は、新潟県南西部の上越市及び妙高市の山腹沿いを中心に位置し、全長約26㎞のとても長い水路です。
この水路は、およそ400年前に工事が始まり、先人達の努力によって土水路として完成しました。
その後、昭和に入ってから改修され、現在のコンクリート三面張り水路となりました。
上江幹線用水路は一級河川関川から取水し、約3,000haの水田に用水を供給しています。
★「上江幹線用水路」の歴史
上江用水ができる以前は、用水不足による不作や干ばつの被害に農民は悩まされており、
農民は自らの農業生産性を確保するために、関川を堰き止め取水し、それを導く用水路を“自力”で開削したのが、
上江用水の始まりと言われています。
約400年前から始まった工事は、以下の3期に分けられます。
第1期工事 天正年間から正保年間まで(1573~1648年) 新井市川上地内から吉木新田地内まで
第2期工事 慶安年間から元禄年間まで(1650~1694年) 新井市吉木新田地内から清里村上深沢地内まで
第3期工事 明和年間から安永年間まで(1772~1781年) 清里村上深沢地内から三和区岡木地内まで
今回、当社が補修するのは、第3期工事に開削された一部分になります。
その第3期工事をリードした人物が、川浦村(現・三和区川浦)の庄屋の下鳥冨次郎と言われています。
冨次郎は、祖父、父の3代にわたり、干ばつに苦しむ農民のため、
代官所や江戸奉行所(今でいう役所のようなところ)に幾度も上江用水の堀り継ぎについて願い出ています。
その度に周辺の村々からの反対があり認められませんでしたが、冨次郎は諦めず、
自分達が直営で工事をすることを条件に、ようやく堀り継ぎ工事が認められ、1772年に工事が始まりました。
しかし、当時としては稀に見る難工事となり、工事には莫大な費用を要したため、
冨次郎自身の私財を投げ売って、その資金を工事費に充てました。
3代にわたる悲願は約90年の歳月を費やし、ようやく上江用水が完成し、
その後、毎年のように干ばつに悩まされていた村々の田畑は、一転して肥沃な美田に変わりました。
三和区にある『上江北辰神社』では、冨次郎が守護神として祀られており、今日までその功績を後世に伝えています。
このように、「上江幹線用水路」は、長い年月をかけてつくられ、長い年月にわたり人々の役に立ってきました。
「世界かんがい施設遺産」に登録されるのも納得です。
約26㎞と長いですが、今回最下流部まで行ったので、いつか最上流部まで行ってみたいです。
ちなみに、現場代理人の猪爪さんは、数年前に笹ヶ峰ダムでの施工もしています。
そのときに私が取材した「笹ヶ峰ダム」「苗名滝」が「上江幹線用水路」とつながっていると知ったときは驚きました!
(そのときの現場HPに載せた写真も今回載せてみました。)
三和区ではありませんが、上流にも素敵な場所がたくさんありますので、少し足を延ばしてお出かけになってみてください。
(これからの季節は積雪がすごいため、来年の春~がオススメです。)
今回ご紹介した「上江幹線用水路」について、もっと詳しく知りたい方は、
新潟県HPの下記ページをご覧ください。
② 農業水利施設の歴史探訪シリーズ vol.1 『上江幹線用水路』
この記事を作成するにあたり、上記を引用、参考にさせていただきました。ありがとうございました。
★ページ紹介★
月1回くらい(予定)のペースで、
現場HP担当の「あおき」が、お気に入りのぬいぐるみの「たこ」と一緒に、現場周辺の情報を個人的な感想でお伝えするページです!
現場周辺へおいでの際の参考になりますと幸いです。